日頃、葬儀社である、むら井総本店の代表でありながらも、私自身もうひとつの呼び名がございます。それは知る人ぞ知るのですが、「たいげん和尚」として陰ながらご葬儀、ご法要、
ご供養などを執り行うために導師を務めさせていただいております。
今日の日本で、また、この地域の中で葬儀社の代表取締役自らが僧籍を習得することはもちろん、頭を丸め、日頃の服装は作務衣、そして社員教育に供養心を第一に唱える、むら井総本店のような葬儀社は存在しません。
私は、村井家の四代目長男としてこの世に生を受け、創業120余年の社歴の重み十二分に感じながら、若い時代は、他の方にはご理解いただけない壮絶で辛い体験をいたしました。当時は、若気の至りもあり、負けん気が強く、大変にわがままな自分であったことを反省しておる次第です。